申込み受付は終了いたしました。
日程
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2006年6月10日(土)〜7月22 日(土)全5日・10講義
授業時間
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1日2講座(講義1&講義2)
◆講義1 13:20〜15:00 ◆講義2 15:10〜16:50
会場
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城西国際大学 東京紀尾井町キャンパス
(東京都千代田区紀尾井町3-26/TEL 6238-1400 麹町駅より徒歩3分、永田町駅より徒歩5分)
受講資格
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年齢の制限はなし。学歴・経験の有無も問いません
受講料
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47,250円(教材費・消費税込)
定員
:
120名 ※定員になり次第締め切ります
主催/キネマ旬報映画総合研究所 協賛/城西国際大学メディア学部
※インターネット環境のない方は、お電話、郵送でも受け付けています。
株式会社キネマ旬報社 キネマ旬報映画総合研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂4-9-17 赤坂第一ビル4F
TEL 03-6439-6464(月〜金10:00〜18:00)
FAX 03-6439-6489
昨年の講義風景
6/10(土)
講義1「プロデューサー論@〜企画規模にあわせた製作費の管理と配給戦略〜」
「スウィングガールズ」から「ザ・ゴールデンカップス ワンモアタイム」まで、製作プロダクションの立場から大、中、小、様々な企画を手掛けてきた桝井省志氏による、企画にあわせた製作費の管理、作品規模にあわせた劇場ブッキングについての講義。「ウォーターボーイズ」を成功に導いた宣伝活動のエピソードや、「タカダワタル的」のような私的こだわりのある企画を、いかに商業マーケットで成立させるかについて、実際のデータをもとに語る。
講師:桝井省志(プロデューサー/株式会社アルタミラピクチャーズ 代表取締役)
1956年生まれ。大映株式会社を経て、1993年周防正行(監督)、磯村一路(監督)、小形雄二(東京乾電池オフィス)等と映画製作プロダクション、株式会社アルタミラピクチャーズを設立。主なプロデュース作品に「ファンシィダンス」(89)、「シコふんじゃった。」(92)、「Shall we ダンス?」(96)、「がんばっていきまっしょい」(98)、「ウォーターボーイズ」(01)、「解夏」(04)、「タカダワタル的」(04)、「スウィングガールズ」(04)、「ザ・ゴールデンカップス ワンモアタイム」(04)など。
講義2「プロデューサー論A〜『博士の愛した数式』の企画から大ヒットにいたるまでの戦略〜」
小泉堯史監督の前作「雨あがる」「阿弥陀堂だより」は、アスミック・エースと東宝の共同配給であったが、「博士の愛した数式」はアスミック・エースの単独配給であり、興行の安否が不安視もされていたが、興収11億円を越えるヒットとなった。この作品を企画から公開までリードした荒木美也子氏が、成功に導いたマーケティング、そして企画力、宣伝力、劇場営業力が連携することによって生まれるアスミック・エースならではの戦略について語る。
講師:荒木美也子(アスミック・エース エンタテインメント株式会社 製作事業グループ 映画企画開発チーム プロデューサー)
1962年生まれ。住友商事などを経て、1998年アスミック・エースに入社。黒澤明遺稿脚本、小泉堯史監督作品「雨あがる」にアシスタント・プロデューサーとして参加し、続く小泉堯史監督作品「阿弥陀堂だより」でプロデューサーデビュー。本作で、日本アカデミー賞最優秀作品賞はじめ各賞を受賞する。その後2004年、群像劇「大停電の夜に」、2005年、小川洋子原作・小泉堯史監督の大ヒット作品「博士の愛した数式」をプロデュースする。
6/17(土)
講義1「プロデューサー論B〜『ALWAYS 三丁目の夕日』を実現させた情熱、成功に導いたエンターテインメント・マインド〜」
『三丁目の夕日』という映画化するには地味な原作漫画を、何故映画化しようと考えたのか。多くの人たちが疑問を投げかけるなか、阿部秀司氏が「ALWAYS 三丁目の夕日」を実現させた情熱と、CF製作会社から「Love Letter」で映画製作へと進出し、さまざまな映画の成功で会得したエンターテインメント・マインドとのバランスについて語る。
講師:阿部秀司(株式会社ロボット 代表取締役社長)
1949年生まれ。東京都出身。慶応義塾大学法学部 政治学科卒。コピーライター、CMプロデューサー、クリエイティブ・ディレクターとして活躍後、1986年株式会社ロボット設立。1994年に岩井俊二監督「Love Letter」を機に映画事業をスタート。エグゼクティブ・プロデューサーとして企画から立ち上げた作品に、山崎貴監督「ジュブナイル Juvenile」(00)、「リターナー Returner」(02)がある。「ALWAYS 三丁目の夕日」は、日本アカデミー賞最優秀作品賞など多くの賞を受賞。また、エランドール・プロデューサー奨励賞を受賞した。
講義2「プロデューサー、監督の両視点から見る企画開発」
「ALWAYS 三丁目の夕日」の映画化において、プロデューサーは何故、昭和30年代が舞台の作品に、若い世代の監督を起用したのか。また、監督は自身が生まれる以前の時代をいかに映像化しようとしたのか。それぞれの視点から、この企画をどのように捉え製作したのか、そして世代の異なる両者間でどのような連帯感や葛藤があったのかを語る。
講師:阿部秀司(株式会社ロボット 代表取締役社長)×山崎貴(映画監督)
山崎貴(映画監督)
1964年生まれ。長野県出身。13歳の時に「スター・ウォーズ」と「未知との遭遇」に出会い、特撮の道に進むことを決意。阿佐ケ谷美術専門学校を卒業後、白組に入社。伊丹十三監督作品「大病人」、「静かな生活」などでのデジタル合成やイベント映像などに参加、高い映像技術を身につける。2000年「ジュブナイル Juvenile」で映画監督デビュー。2002年「リターナーReturner」を監督、「ALWAYS 三丁目の夕日」は、現在もロングランされるほどのヒットとなり、日本アカデミー賞最優秀監督賞ほか、各映画賞に輝いた。
7/8(土)
講義1「単館系で公開する日本映画の企画とミニシアターの現在」
劇場はどのような基準で作品の上映を判断しているのか、また単館公開での配給収入のアベレージ、必要とされる宣伝費などのくらいなのか。レオス・カラックスやフランソワ・オゾンなどのアート系監督作品のプロデューサーとして、またミニシアターの草分け、ユーロスペースの経営者の立場から、単館公開を目指す日本映画の企画と現在のミニシアター状況について語る。
講師:堀越謙三(ユーロスペース 代表取締役/東京藝術大学大学院映像研究科教授)
1977年にヴェンダース、ファスビンダーらニュージャーマンシネマを紹介する『ドイツ新作映画祭』を開催、自主上映・配給活動を開始。1983年渋谷にユーロスペースを開館、作家主義の映画館としてロードショウのほか監督特集、ドキュメンタリー作品など多彩な上映を行う。配給では才能の発見に努め、張芸謀、クローネンバーグ、アルモドヴァル、トリアー、カラックス、キアロスタミらを日本で初めて公開。1991年からは主に海外との共同製作を手がけ、「スモーク」「TOKYO EYES」「ルナ・パパ」「POLA X」「まぼろし」などをプロデュース。1997年に(財)アテネ・フランセと共同でNPO法人「映画美学校」を設立し代表理事を務める。
講義2「自作をいかにしてカンヌ国際映画祭に出品してきたのか」
単館系作品の場合、海外の大きな映画祭、特にカンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭への出品は重要なプロモーションである。手掛けた作品を自ら主要映画祭に送り込み、特にカンヌでは日本映画で初めて3年連続出品を果たした小林政広監督が、いかにして世界の映画祭に挑戦してきたのか。その実体験と戦略を語る。
講師:小林政広(映画監督)
1954年生まれ。林ヒロシの名前でフォーク・シンガーとして活動後、1982年城戸賞入賞をきっかけに、シナリオ・ライターとして活動を開始。1996年「CLOSING TIME」で劇場映画監督デビュー。以後、第二作「海賊版=BOOTLEG FILM」で、自主映画としては、初めてのカンヌ映画祭「ある視点部門」出品を果たし、以後、監督週間に「殺し」、続く「歩く、人」で日本人としては初めて、「ある視点部門」に二度目の出品を果たす。最新作「バッシング」は、カンヌ映画祭「コンペティション部門」に、堂々、自主映画としてエントリーを果たし、東京フィルメックス最優秀作品賞、テヘラン・ファジル映画祭審査員特別賞を受賞している。
7/15(土)
講義1「プロデューサー論C〜東宝は何故ヒット作品を連発できるのか?その企画成立の秘密に迫る〜」
「世界の中心で、愛をさけぶ」、「いま、会いにゆきます」など近年の爆発的なヒット作品を手掛けた市川南氏に、東宝という大手映画会社で、大型エンターテインメント作品として企画を成立させる判断ポイントについて、企画開発の経緯、監督・キャストの起用、製作委員会の組成についてのバック・ストーリーと、完成した作品を全国的に広く展開をするためのプロモーション戦略について聞く。
講師:市川南(東宝株式会社 映画調整部長)
1990年、学習院大学フランス文学科を卒業。同年4月東宝株式会社に入社。12年間宣伝部に所属し、宣伝プロデューサーとして、「学校の怪談」シリーズ、(95〜99)、「ラヂオの時間」(97)、「千と千尋の神隠し」(01)など、約30作品を担当する。2002年、映画調整部に異動。現在は、配給作品の編成、自社製作作品の企画に携わる。主なプロデュース作品に、「模倣犯」(02)、「世界の中心で、愛をさけぶ」(04)、「いま、会いにゆきます」(04)、「春の雪」(05)。エグゼクティブプロデューサーとして「電車男」(05)、「サイレン」(06)に参加する。
講義2「国際戦略@〜日韓映画の共同出資、共同製作、共同配給について〜」
角川グループは現在、韓国最大の映画製作配給会社CJエンターテインメントとの業務提携を皮切りに、韓国との合作映画「着信アリ Final」、ドラマ『天国の階段』の続編にあたる『天国の木』を韓国3ネットの一つSBSと共同製作するなど、シナリオ・企画段階からの共同出資、共同製作、共同配給というかたちで、矢継ぎばやに事業展開を進めている。アジア市場が拡大し人材の交流が深まるなか、角川グループが展開するアジア戦略を、韓国を中心に聞く。
講師:イ・ウンギョン(角川ヘラルド株式会社 国際部 アクィジショングループ)
1969年生まれ。東国大学校大学院映画科卒業。全州国際映画祭、富川国際ファンタスティック映画祭、ソウル女性映画際などでモデレーター&通訳、プサンフィルムコミッション映像産業研究所日本担当研究員、KOFIC日本通信員を経て、日韓合作映画「縁」「青燕」などの日本コーディネーター、日本映画「まだまだあぶない刑事」の韓国釜山ロケ総括プロデューサーなど、フリーで製作コーディネーター、プロデューサーを務める。2005年、角川ヘラルド映画に入社。現在の業務は、韓国およびアジア映画の共同製作、共同出資、買付けなどの検討、契約等の実務。
7/22(土)
講義1「国際戦略A〜ハリウッドが目論む日本・アジア戦略と、ソニーが目指す日本映画世界戦略〜」
長いあいだハリウッド・メジャーの日本代表を務めてきた経験から、現在のハリウッド各社が目指すアジア戦略・日本戦略、そしてソニー・ピクチャーズの日本映画への取り組みと、日本から世界へ発信する日本映画戦略を聞く。
講師:佐野哲章 (株式会社ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント 映画部門日本代表)
1957年生まれ。1979年上智大学経済学部卒業。日本ヘラルド株式会社入社。1991年ベストロン極東地区担当副社長。1993年アスキー・ピクチャーズ社長。1994年ポリグラム極東地区担当マネージング・ディレクター。1995年ブエナビスタインターナショナルジャパン日本代表。2002年ブエナビスタインターナショナル米国本社シニア・バイス・プレジデント就任。2005年、ソニー・ピクチャーズエンタテイメント執行役員 映画部門 日本代表に就任。現在に至る。
講義2「今後の日本映画、映画・映像産業」
日本ヘラルド映画を吸収し、ドリーム・ワークス(米)、CJエンターテインメント(韓国)との提携など、迅速に進む施策の背後には、日本の映画、映像産業に大きな転換が予想されるからだ。角川ヘラルド映画代表である黒井和男氏が、現在の日本映画産業と予測される変化、今後の世界市場と日本映画産業について語る。
講師:黒井和男 (角川ヘラルド株式会社 代表取締役社長)
1938年生まれ。(株)興行通信社入社。1970年、(株)黒井事務所設立。1977年、キネマ旬報社入社、取締役編集長就任。1981年、同社代表取締役社長就任。1992年(株)西友入社、セゾングループ映像担当。1997年、(株)キネマ旬報社に復帰。2002年、(株)角川大映映画(現角川ヘラルド映画)代表取締役社長就任。主なプロデュース作品に、「南極物語」(83)「刑事物語」シリーズ(82〜87)、「写楽」(94)「着信アリ」シリーズ、(04〜)「戦国自衛隊1549」(05)「妖怪大戦争」(05)「小さき勇者たち〜ガメラ〜」(06.4.29公開予定)など。
総合司会 掛尾良夫
キネマ旬報映画総合研究所 所長/株式会社キネマ旬報社 常務取締役
1950年生まれ。早稲田大学卒業後、広告代理店を経てキネマ旬報社入社。NHKサンダンス国際賞の立ち上げ、韓国の映画週刊誌「シネ21」との提携、東京国際映画祭企画開発委員、「キネマ旬報」編集長などを歴任。2006年4月より、映画専門大学院大学教授に就任。主な編・著作に「映画プロデューサーが面白い」「外国映画ビジネスが面白い」「映画プロデューサー求む」など。
※ 講師、演題は諸般の事情により変更の可能性があります。